今回は香り動画ではございません。日本三大アルプスの絶景をお楽しみくださいませ。
<シーンチャプター>
00:00 ビーナスライン蓼科湖から
00:52 本日のルートコース全行程
01:52 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅
02:31 北八ヶ岳ロープウェイ出発
04:43 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅・坪庭到着
05:32 横岳神社到着
05:58 坪庭回遊
09:13 山頂駅周辺 下山
■動画で紹介した北八ヶ岳ロープウェイ■
●公式サイト
https://www.kitayatu.jp/index.php
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■北八ヶ岳ロープウェイ■
北八ヶ岳ロープウエイは、八ヶ岳の北端に位置する北横岳と縞枯山の間に架かり、山麓駅(標高1,771m)から山頂駅(同2,237m)までの高低差466mを約7分で駆け上がります。その間、刻々と変わる山岳風景を目の前に眺める空の旅は迫力満点。降り立つ山頂には、ハイマツやコメツガなど溶岩台地を覆う低木や高山植物が群生する坪庭自然園が広がります。四季折々の魅力にあふれた北八ヶ岳には、ゆっくり歩いてみたい大自然があふれています。
■ロープウェイに関して■
北八ヶ岳ロープウェイは、100人乗りの大型ロープウェイで、標高1,771mの山麓(さんろく)駅から標高2,237mの坪庭(つぼにわ)駅まで約7分間で行く空中散歩をお楽しみいただけます。
山頂駅には自然が造り出した芸術『坪庭』が広がり、1周30分~40分ほどの散策路には、自然そのままの高山植物が季節毎に咲き、訪れる方々を魅了します。
また、ロープウェイを利用することによって、北八ヶ岳周辺の登山が容易になり、特にロープウェイ山頂駅からの『北横岳』登山ルートは、年代を問わずに大変人気があります。観光や登山、トレッキングに是非ご利用ください。
■北八ヶ岳ロープウェイ概要■
北八ヶ岳ロープウェイは、長野県のほぼ中央に位置する八ヶ岳連峰の中で、比較的に穏やかな山容と言われる北八ヶ岳エリアの中にあり、北横岳(標高2,472m)と縞枯山(標高2,403m)の鞍部(山と山の間のくぼんでいるところ)にかかるロープウェイです。
出発する山麓(さんろく)駅の標高は1,771m、向かう山頂駅の標高は2,237m。その標高差は466m、総延長2,215mを結んでおります。100人乗りロープウェイは通年運行しており、夏期は観光や登山、ハイキングのお客様、冬期はスキー、スノーボードのお客様で賑わっており、四季を通じて多くのお客様に親しまれております。
ロープウェイの開業は、1967年(昭和42年)7月より運行を開始し、当時は県営企業として発足致しました。その後、民間へ引き継ぎ(第三セクタとして)現在に至ります。ロープウェイ創業当時「蓼科温泉スキー場」としてスキー場、レストランなどを運営していた会社は、その後「日本ピラタス観光」となり、横岳ロープウェイと日本ピラタス観光が合併し、「株式会社ピラタス蓼科ロープウェイ」としてロープウェイおよびスキー場、レストランなどを運営。2012年4月1日に名称が変わり、会社名は「北八ヶ岳リゾート」に、施設名は「北八ヶ岳ロープウェイ」になりました。
■山麓駅 レストラン■
スカイレストランこまくさ亭は約120名収容可能な当施設のメインレストランです。
季節の料理を洋食メニューを中心に、信州ならではの食材を活かした手作り料理を各種取り揃えております。
テーブル席のほかにお座敷スペースもご用意しており、ご家族連れのお客様にもご好評をいただいております。
■山麓駅 売店■
山麓売店「かもしか」では、約800アイテム以上の豊富なお土産類を取り揃えており、信州蓼科高原の思い出に残る一品が必ず見つかります。
お土産の定番から雑貨まで是非ご利用ください。
■山頂駅 喫茶店■
山頂喫茶「山のカフェ2237」は標高2,237mのロープウェイ山頂にあり、周辺にも自生している「こけもも」を使用したお土産が人気の売店&喫茶コーナーです。
【こけもも]とはツツジ科の高山植物で、花期は7月~8月上旬、実は赤く強い酸味が特徴の直径1cm程、8月下旬~9月にかけてこの周辺では見かけることができます。(もちろん国定公園内なので採取など一切禁止です)
当店ではこのこけもも(栽培したもの)を使用した数々のお土産があり、この売店でしか購入できない希少なお土産となっております。
■山頂駅 展望台 スカイアイ2237
坪庭駅に併設されている展望台から、日本アルプスの絶景をお楽しみいただけます、展望台までは車いすでご移動可能(夏季のみ)です。
■坪庭■
ロープウェイ山頂駅からは、1周約30分程の散策路があります。この散策路内には多くの高山植物が自生しており、ロープウェイを利用することで気軽に高山帯の自然を鑑賞することができます。
◆高山植物の見ごろ6月中旬~8月中旬
◆坪庭の紅葉 9月下旬
◆ロープウェイ沿線の紅葉の見ごろ 10月中旬
◆樹氷や雪景色の見ごろ 12月下旬~3月中旬
坪庭駅の先に広がるのは、国定公園第一種特別保護地域に指定されている、「坪庭自然園」が広がります。
1周30分~40分ほどの散策路内には、季節ごとに高山植物が咲き、秋はツツジ科の植物を中心に紅葉風景を楽しめます。
坪庭散策路は砂利道です、歩きやすい靴でお越しください。
散策路内には、やや急な階段があります、足元には十分注意してご散策ください。
小さなお子様連れのお客様は、道迷いの恐れがありますので、お子様から目を離さないようご注意ください。
■山頂での見どころ 縞枯れ現象■
ロープウエイから右上に見える「縞枯山」は、その名の通り山の斜面が「縞枯れ現象」で覆われている山です。
この縞枯れ現象は本州中部ではこの北八ヶ岳が最も有名で、学術的にも大変貴重なものとして注目されています。
複数の研究機関が現在も継続研究中ですが、何故このような縞枯れが起こるのかハッキリとした原因の特定は出来ていないようです。
縞模様の斜面は確かに神秘的で、訪れる人はその雄大な自然のサイクルにただ圧倒されるばかりです。この縞枯れ現象は年々場所をすこしづつ移動しており、左写真の模様は現在では形・規模とも変わっていますが、ロープウエイ乗車中~坪庭からも この様子を見ることが出来ます。主にこの現象が観測出来るのは「縞枯山」ですが、北横岳の山腹の一部や蓼科山の山頂付近、坪庭の先に見える雨池山にも同様の現象が確認できます。
先に述べたように、この縞枯れ現象は年々移動しているのですが、そのメカニズムについて簡単にご説明させていただきます。
左上の写真を図解したのが右のイメージ図です。縞枯れ現象は大きく分けて枯木帯と成木帯との2層から形成されていますが、厳密にはその中間に幼木帯というものも存在します。幼木帯は枯木帯の中に既に形成されていることが多く、枯れ木が倒木となる頃にはある程度の大きさまで成長し成木帯を形成します。成木帯の中でも樹齢が進んだ木や、風衝木(風や寒気の影響で斜面の谷川の枝が折れたり育ちが著しく遅い状態の木)となった木から順次枯れてゆき、枯木帯となっていきます。また、幼木帯の中にあっても成長過程で日照不足や混成が原因で枯れてゆく木もありますが、それらに対して人為的な伐採や手入れなどは一切行っておらず、全て自然のサイクルによるものです。
一説ではこのエリア一帯の土壌の影響であるという説があります。坪庭も同様なのですが、この付近は八ヶ岳「最後」の噴火エリアです。よって岩石がむき出しになり、通常植物の育成には非常に厳しい環境下であり、周辺土壌が育成されにくいという特殊条件があります。これは主に育成している木が常緑針葉樹であることも大きな要因の一つとも考えられます。常緑針葉樹は通常落葉しないため、土壌の原料になる有機物が堆積しにくかったり、バクテリアに分解されにくい性質など様々な要因が考えられています。
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